ミニチュア・シュナウザーの飼い方|性格や特徴・飼う前に知っておきたいことは?

眉毛モジャッ!ひげモジャッ!まるでダンディーなおじさまのようなルックスのミニチュア・シュナウザー。
でも侮るなかれ、その見た目はダンディーなのに中身はめちゃくちゃ愛嬌たっぷり。ユーモラスに走り回り、家族にべったり甘える姿は“ひげ紳士”というより“陽気ないたずらっ子”。
賢さと警戒心の強さをあわせ持つため、頼れる番犬になれる一方で、しつけを怠ると吠えやすくなることも。この記事では、ミニチュア・シュナウザーの性格や特徴、オスとメスの違い、飼い方のコツや注意点をまとめました。これから迎える人に役立つ情報満載です。
ミニチュア・シュナウザーの基本情報
- 原産国:ドイツ
- 体高:30〜36cm
- 体重:4.5〜7kg前後
- 平均寿命:12〜15年
元々はネズミや小動物を駆除するために活躍した作業犬。小型犬に分類されますが、体力は十分で運動好きです。特徴的な「眉毛と口ひげ」の風貌は世界中で愛され、コンパニオンドッグとしても根強い人気を誇ります。
ミニチュア・シュナウザーの性格と特徴|オスとメスの違い
共通する性格
賢い | 活発 | 従順 |
友好的 | 好奇心旺盛 | 警戒心が強い |
神経質 | 甘えん坊 |
シュナウザーは賢く好奇心旺盛で、学習能力が高い犬種です。警戒心が強く、番犬として優秀ですが、家族には甘えん坊。活発で遊び好きなため、子どもとも相性が良いです。
一方で神経質な面もあり、環境の変化に敏感。社会化をしっかりしておかないと、無駄吠えや攻撃的な行動につながることもあります。
オス(男の子)の性格
- 明るく活発でエネルギッシュ。
- 遊び好きでテンション高め。
- 甘えん坊で「かまって!」が強め。
→ にぎやかで楽しい家庭にぴったり。
メス(女の子)の性格
- 落ち着きがあり冷静。
- しつけの吸収が早く、扱いやすい子が多い。
- ツンデレ気質もあり、時にクールな距離感を取る。
→ 初心者や穏やかな生活スタイルの家庭に向いています。
飼う前に知っておきたいこと
- 抜け毛は少なめ:シングルコートで毛が抜けにくく、アレルギー持ちでも比較的飼いやすい。ただしトリミングは必須。
- 運動量が必要:小型犬にしては体力があり、毎日の散歩+遊びは欠かせない。
- 吠えやすさ:警戒心が強く、来客や物音に敏感。社会化としつけが重要。
- 寿命は12〜15年:比較的長生きだが、遺伝的に膵炎や尿石症に注意。
ミニチュア・シュナウザーの飼い方のポイント

食事
小型犬用の総合栄養食をベースに、低脂肪・高品質タンパク質を意識したフードが理想です。脂質の取りすぎは膵炎リスクになるため要注意。
成犬は1日2回、子犬は3〜4回に分けて与えましょう。
散歩・運動
小型犬の中では活発な犬種なので、1日2回、20~30分程度の散歩が理想。
ボール遊びや知育トイを取り入れて頭を使わせるとさらに満足度が上がります。運動不足はストレスや吠え癖の原因になるので注意。
お手入れ
- 定期的なトリミング(眉・ひげを整える)
- ブラッシングは週2〜3回
- 耳掃除・歯磨きはこまめに。歯周病予防は必須。
しつけ
賢い分、ルール作りが甘いと「ボス」になりがち。褒めて伸ばすしつけが基本です。
特に「吠えやすさ」への対策は必須。静かにできたら褒める習慣を徹底しましょう。
ミニチュア・シュナウザーがかかりやすい病気
- 高脂血症/急性膵炎
- 胆嚢粘液嚢腫
- 尿石症
- 歯周病
- 外耳炎
- シュナウザー面皰症候群
- 乾性角結膜炎
- 洞不全症候群
ミニチュア・シュナウザーに向いている家庭
- 毎日の散歩や遊びを楽しめるアクティブな家庭
- 子供や他の生き物との共存を望む家庭
- 定期的なトリミングやケアをしっかり出来る家庭
- しっかりしつけが出来る家庭
まとめ
ミニチュア・シュナウザーはフサフサの眉毛&ひげの独特な見た目で一度見たら忘れられない犬種。でも実際に暮らしてみると、その賢さと元気さに毎日ツッコミどころが満載です。
散歩では全力で先導し、家ではソファを占領してひげをピクピク…。まるで小さな“頑固親父”かと思えば、飼い主が座るとサッと寄り添って「甘えん坊モード」に切り替わる。このギャップがたまらない魅力です。
扱いやすさと頼もしさを兼ね備えたミニチュア・シュナウザーは、犬と一緒に笑って暮らしたい人にぴったりの相棒。フサフサの眉毛をなでながら「今日も一日お疲れさま」と声をかければ、きっと眉毛の奥から力強いまなざしで応えてくれるはずです。
....ちょっと眉毛が長すぎてわからないか!