犬が寝る前にため息&くちゃくちゃするのはなぜ?|かわいいしぐさの意味と注意点

夜、愛犬が寝る前に大きく息を吸い「ふしゅ~」とため息。しかも、口をムニャムニャ動かして「くちゃくちゃ」してる…。
「え、今日のごはんに不満でもあった?」と不安になる飼い主さんも多いはず。

でも実はこれ、犬にとってはごく自然な行動。人間でいう「寝る前の伸び」とか「お布団に入ってからのあくび」みたいなものなんです。

この記事では、犬が寝る前にため息をつく理由やくちゃくちゃする意味、安心していい場合と注意すべき場合を解説します。


犬が寝る前にため息をつく理由

リラックスのサイン

犬の寝る前のため息はストレスや不満ではなく、リラックスして落ち着いた状態を表すことが多いです。

「スゥー......ふしゅ~~......(ふぅ~、今日も一日よく働いたわ。さて、飼い主も布団に入ったことだし安心して眠りますか~)」という感じです!

遊びやごはんが終わって満足した後や、飼い主のそばで安心したときに出やすい行動です。

ストレス発散の場合も

ただし、環境が落ち着かない時や緊張している時にもため息をすることがあります。
頻繁に繰り返すようなら、生活環境やストレス要因を見直す必要があります。


犬が寝る前に「くちゃくちゃ」する理由

口を整えるしぐさ

寝る前に口をむにゃむにゃ動かすのは、口の中を整えている仕草とも考えられます。
人間が寝る前にあくびをするように、犬にとっては眠りに入る準備行動のひとつです。

精神的に落ち着くため

子犬のころ、母犬のおっぱいを吸っていた感覚を思い出し、安心してくちゃくちゃすることもあります。これは成犬になっても「安心のサイン」として残る場合があります。


注意が必要なしぐさのパターン

  • ため息があまりに多い:常に不満やストレスを抱えている可能性あり。
  • くちゃくちゃを寝る前以外にも頻繁にする:口内トラブル(歯石、歯周病、口内炎)や消化不良のサインのことも。
  • よだれや口臭を伴う:動物病院で診てもらうべきサイン。

飼い主ができること

  • 寝る前の環境を静かに整える(テレビの音や強い光を避ける)
  • スキンシップや軽いマッサージで安心させる
  • 口内チェックを習慣にする
  • 頻繁にくちゃくちゃする、口臭があるなど、普段と違う様子があれば早めに動物病院を受診する

まとめ|犬のため息とくちゃくちゃに飼い主も安心

犬が寝る前に「ふしゅぅ〜」とため息、「くちゃくちゃ」と口を動かす。実はそのほとんどが安心してリラックスしている証拠です。ただし、頻度が極端に多かったり、口臭や不快なしぐさを伴う場合は病気のサインかもしれません。

寝る前にシーンとした寝室に響く「くちゃくちゃ」。飼い主としては「こいつ安心してらぁ」と微笑ましくなります。
だけどたまに「くちゃ、くちゃ、くちゃ、くちゃ...........」と永遠に終わらないくちゃくちゃに「....いつまで続くの!?」とツッコみたくなりますが、そこは堪えて犬が眠るまでゆっくりと“くちゃくちゃ”を睡眠用BGMにして楽しみましょう。