初めて犬を飼う人がやりがちな失敗とその対策|愛犬と幸せに暮らすために

「犬を飼う生活」って、ドラマやSNSではキラキラして見えますよね。かわいい寝顔、散歩での楽しい時間…。
でも実際にお迎えしてみると、「あれ?こんなはずじゃ…」の連続。

トイレは失敗ばかりで家の中は粗相まみれ、夜鳴きで寝不足になるし、ごはんはついあげすぎてコロコロ体型に…。

しかしご安心を!これは特別なことではなく、初めて犬を飼う人ならみんなが経験することです。
今回は、そんな「ありがちな失敗」と「すぐにできる対策」を解説していきます。


①準備不足でお迎え当日がバタバタ

犬を迎える当日。「お迎えしたはいいけど…あれ、寝床は?トイレは?え、どこで寝かせるの!?」。
結果、犬も飼い主も不安で落ち着かない一日になってしまいます。
犬は新しい環境に来ただけでも緊張しているのに、寝床やトイレが準備されていないと安心できません。

対策

お迎え前に必需品チェックリストを作っておくことが大切です。
最低限必要なのは、ケージ(もしくはクレート)、ベッド、トイレシート、ごはん皿、フード。これが揃っていればひとまず安心です。
さらに余裕があればキャリーケースも用意しておくと通院や移動が楽になります。
準備さえ整っていれば、犬も「ここが新しいおうちだ」と落ち着きやすくなります。

初めての犬のお迎えは万全に!
👉初めて犬を迎える人がやるべき準備リスト|愛犬とのハッピー生活をスタート!


②かわいさに負けた…ごはんあげすぎ罪

「うちの子かわいすぎるから、もうちょっと…ね?」を繰り返した結果、気づけばポッチャリ。

初めて犬をお迎えする飼い主さんは、ごはんを分量通りに入れたはいいけど「え!?これっぽっちだけで大丈夫!?」となるのは超あるあるです!
でも小型犬は体重が数キロしかないので、数粒のフードやおやつが肥満に直結します。分量通りで大丈夫です!

肥満は関節炎や糖尿病、心臓病などのリスクを高めるため、長生きに関わる大問題です。

対策

超~かわいいのは百も承知ですが、グッと堪えてください!愛犬の健康のためにもごはんの給与量を必ず守るのが基本。
さらに家族内で「おやつルール」を統一しておくことも重要です。誰かがこっそり与えていたら、せっかくの管理が台無しです。しつけ用に与えるときは、小さくカットして量を調整しましょう。
「与えること=愛情」ではなく、「健康を守ること=愛情」と考えるのがポイントです。


③しつけ?かわいそうだしそのうちでいいか!

「まだ子犬だし、そのうち覚えるでしょ!だって叱るのかわいそうだし!」と思って放置すると、トイレの失敗や噛み癖、吠え癖が定着してしまいます。習慣が根付いてから直そうとすると、飼い主のストレスも倍増…。気づいたときには 手が付けられない“わがまま王子/お姫様” 爆誕です。

かわいいからと言って甘やかすのは今後の生活に大きな影響がでることもあります!

対策

しつけは最初が肝心! 子犬の時期に毎日少しずつ練習することで、犬はすぐに学習します。
1日5分でもOK。成功したらご褒美(オヤツなど)をあげる「ポジティブ強化」で習慣化させましょう。

  • トイレは成功した場所でたっぷり褒めちぎる!
  • 噛み癖はおもちゃに誘導する!
  • おねだり吠えは心を鬼にして無視!静かに出来たら褒めちぎる!

などなど具体的に行動を置き換えてあげるのがコツです。

👉犬が吠える理由と無駄吠えをなくす方法|吠えるのにはワケがある!


④散歩サボってエネルギー爆発!

「小型犬だし、運動はいらないよね」と思っていたら、家中を縦横無尽にダッシュ!ワンワン!イタズラで家具はボロボロ、飼い主はヘトヘト…。

散歩をサボると、エネルギーが余ってストレスがたまり、無駄吠えやイタズラにつながります。
散歩は運動だけでなく、外の匂いや音、人や犬に慣れる社会化の時間でもあるのです。

対策

犬種や年齢、個体差によって必要な運動量が異なるため、その子に合った散歩時間を確保しましょう!
例えば小型犬は1日20〜30分程度でOKですが、柴犬は1時間前後必要です。超小型犬(チワワやトイプードルなど)は骨の関節が弱い傾向にあるので散歩のし過ぎには要注意です!

夏場などの暑い日は、日中に散歩させると熱中症のリスクが高まるため危険です。早朝の気温が上がる前か、夕方以降の気温が下がってきてから様子を見てお散歩しましょう。
日が落ちていても地面がまだ高温かもしれないので、必ず地面を触って確かめてください。

雨の日は知育トイや室内遊びで頭を使わせて、ストレス発散をサポートします。
「散歩=体力消費」だけでなく「社会性を磨く時間」と意識することで、飼い主のモチベーションも上がります。


⑤病院・保険を後回しで大変なことに…

「元気そうだから大丈夫」と思って健康診断や予防接種を後回しにすると、気づいたときには病気が進行していた…。さらにペット保険未加入で信じられない治療費が!なんてことも。

よ~く考えてください。犬は人間のように「おなかが痛い」「ちょっと熱っぽいかも」と我々に伝えることができません。飼い主が責任を持って気付いてあげなくてはいけません!
犬は痛みを隠す習性があるため、症状が出たときにはすでに重症化しているケースも少なくないのです。

対策

迎えたらすぐに動物病院を決めておくことが大切です。予防接種やフィラリア予防などの基本ケアは必須。
さらに万が一に備えてペット保険も早めに検討しましょう。「まだ若いから大丈夫」と思う時期に加入しておく方が保険料も安く済みます。


⑥犬=人間の小さい版?勘違い問題

かわいさのあまり、ベッドで一緒に寝たり、人間の食べ物を与えたり…。
いつの間にか「お手!?いやいや、私は人間ですけど?」と犬がツッコミそうな生活に。

あまりのかわいさで、人間の食べ物をあげたり、人間と同じように生活をさせている人はとっても多いのです。
気持ちはよくわかります!大事な家族ですものね!しかしその瞬間はかわいくて幸せでも、犬の健康やしつけに悪影響が出ることがあります。

特に人間の食べ物は犬にとって塩分や脂肪が多すぎることがあり、中毒を引き起こす食材も存在します。

対策

「犬には犬のリズム、人には人のリズム」が基本
食べ物は犬専用フードに徹底し、生活習慣も犬に合わせて整えることが大切です。
厳しいかもしれませんが、甘やかすことと愛情を注ぐことはイコールではありません。犬が安心して過ごせる環境を整えることこそ、最大の愛情表現ではないでしょうか?


まとめ

初めて犬を飼うと、失敗だらけで「自分に向いてないのかな」と落ち込むこともあるかもしれません。
しかし最初の失敗で絶対に挫けてはいけません!失敗はみんな通る道!だけど、そのままにせず「気づいたときに修正」できれば全然大丈夫!
あとで笑い話にできるのも犬との暮らしの楽しさのひとつです。

準備不足も、おやつの与えすぎも、しつけの遅れも…全部「あるある」です!そして修正できる失敗です。
愛犬との生活は、失敗さえもあとで「笑い話」に変えられる宝物

今日から少しずつ、わんこと一緒に成長していきましょう!

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