トイプードルの飼い方ガイド|かわいいインテリ犬?初心者必見のポイント

街中やドッグランに行けば、必ず見かけるといっても過言ではない絶対的大人気犬種!小型犬のエース!それがトイプードル。
そのふわふわでくるくるの毛並みと愛嬌たっぷりの表情に
「え?これぬいぐるみ??...いや...動いてる!?(ズキューン‼)」
と衝撃的な可愛さに一目惚れして飼う人も多いですが、実際に飼い始めてみると「思った以上に賢すぎる…」「甘やかしたら手が付けられないワガママ犬に!」なんて声も。
今回は、飼う前に知っておきたい、トイプードルと楽しく暮らすための飼い方ガイドをお届けします!
トイプードルってどんな犬?あんなにかわいいのに実は元・狩猟犬!?
トイプードルはフランス原産といわれる犬種ですが、元をたどれば水辺で活躍する「猟犬」。ふわふわの毛と上品な雰囲気に隠れていますが、実はアクティブなルーツを持っています。
大きさは「トイ」「タイニー」「ティーカップ」などサイズ分類が話題になることも多いですが、日本で「トイプードル」として一般的に流通しているのは体重3〜4kg前後の小型犬です。
性格はとにかく賢い!見た目の可愛さからは想像できないくらいに賢い「インテリ犬」です。
しつけも覚えるのが早く、芸も教えればすぐにマスターしてしまう一方で、「こっちが油断するとすぐ学習してズル賢くなる」なんてことも。
「吠えたらこちらの要求に応えてくれることは、既に確認済みです!」と言わんばかりの、人間を操る姑息なスキルもすぐに習得!
ですが、甘えん坊で人懐っこい子が多く、さらに抜け毛少なめ、ニオイも少なく飼いやすい犬種なので、国内の登録頭数も長年渡りトップを維持している大人気犬種です!
あのぬいぐみのような見た目と飼いやすさも兼ね備えているので、その人気は必然と言えるでしょう。
トイプードルの男の子と女の子、性格の違い
「トイプードル飼うぞ!」と決めたときに、意外と悩むのが性別。見た目は同じようにモフモフですが、中身はちょっとだけ違うんです。
男の子トイプーの特徴
男の子はとにかく 甘えん坊で天真爛漫。
「ねえねえ、遊んで!」「抱っこして!」と常にかまってアピールしてくる子が多く、飼い主にベッタリな傾向があります。元気いっぱいでちょっぴりやんちゃ、でもその分わかりやすく「単純で可愛い」存在です。
ただし、マーキングややんちゃ行動が出やすいので、去勢やしつけで上手にコントロールしてあげるのがポイント。
女の子トイプーの特徴
女の子は比較的 落ち着きがあってマイペース。
「甘えるのも好きだけど、自分の世界も大事にしたいの」と言わんばかりに、クールな一面を見せることも。
男の子よりも空気を読むのが得意で「お姉さん気質」な子も多く、しつけも比較的スムーズに入ることが多いです。
ただし、発情期による気分のムラがあったり、ツンデレ感が強めに出る子も。
男の子は 「陽キャ甘えん坊」、女の子は 「ツンデレしっかり者」。
もちろん個体差は大きいですが、性別による傾向を知っておくと「うちの子、なんでこんな行動するの!?」と悩む前に「そういう性格なのね」と受け止めやすくなります。
飼う前に知っておきたいこと

①毛は抜けにくいけど、トリミング必須!
1つ目のポイントは毛のお手入れ。トイプードルは抜け毛が少ない反面、毛が伸び続けるため月1回程度のトリミングが必須。放っておくと「羊」になります。ブラッシングで飼い主の腕がもげる羽目になります...。毛が伸びるのを放置すると、絡まって毛玉になり皮膚への負担となり、感染症の原因や悪臭に繋がる可能性もあるため、毎日のブラッシングと定期的なトリミングは欠かさずに!羊のようにしたいなら野生の羊にするのではなく「羊カット」にしてあげてください!
②甘やかすとトイプー政権誕生に...。
2つ目はしつけ。トイプードルは学習能力が高く、犬の知能ランキングではボーダーコリーに次ぐ2位とされることも。
しかし賢いからこそ油断は禁物。「吠えたら抱っこしてもらえた。データインストール済みです。」なんて学習すると、あっという間にわがままスイッチON。賢いがゆえに一歩間違えると「ズル賢い」に!
要求吠えには「断固として応じない!」など、最初からルールを決めて接することが大切です。あまりの可愛さに折れてしまう飼い主さん多数ですが、心を鬼にして向き合いましょう!
③皮膚トラブルに要注意
3つ目は体質。トイプードルは抜け毛が少なく、アレルギー体質な人にも飼いやすい犬種ですが、まさかのトイプー自身がアレルギー体質なんです。特に涙やけ、毛玉などによる皮膚トラブル、膝の関節(膝蓋骨脱臼)が弱点になりやすいので、食事と生活環境でサポートしてあげましょう。
食事と健康管理
トイプードルは小型犬なので食事量は控えめですが、食べ過ぎには要注意。ふわふわボディがいつの間にか「ふとふとボディ」になってしまうことも…。
おすすめは小型犬用フード+関節ケアや皮膚ケアを意識したサプリ。涙やけ対策の食事も人気です。定期的な健康診断で早めに体調変化に気づけると安心ですね。
運動と遊び

「小型犬だから運動いらないよね?」と思ったら大間違い。トイプードルはルーツが猟犬なので、実は体力もあります。
- お散歩時間の目安:1日2回、1回15〜30分程度
体調や年齢を考慮して愛犬に合ったお散歩時間を調整しましょう。またトイプードルは関節が弱いので一度に長時間歩かせないように注意が必要です。
毎日の散歩はもちろん、家の中でもボール遊びや知育トイで頭を使う遊びを取り入れるとストレス解消になります。
特にその賢さゆえに「ヒマだとイタズラを発明する」という才能を持っているので、退屈させない工夫がカギです。
お手入れと日常ケア|美容代は飼い主超え?
- 毛:毎日のブラッシング+定期的なトリミングで清潔をキープ
- 歯:小型犬共通の弱点。歯周病予防に歯磨きは必須
- 目:涙やけが出やすいので、こまめにケア
これらを習慣にしておくと、健康寿命もぐっと伸びます。
月イチのトリミング代が「飼い主の美容院より高い」現象も覚悟してください!
トイプードルと暮らすメリット・注意点
メリット
- 抜け毛が少ないので掃除が楽
- 賢くてしつけがしやすい
- 明るく社交的で家庭に馴染みやすい
- シンプルにめっちゃかわいい
注意点
- トリミング代がめっちゃかかる(飼い主の美容代を超えてくることも)
- 分離不安になりやすい(常に一緒にいたがる甘えん坊気質)
- 吠えやすい子もいる(特に来客時)
まとめ|かわいいさと賢さを持った愛され犬!
トイプードルは、かわいいだけじゃなく賢さと飼いやすさも兼ね備えています。飼い主がしっかりルールを決めて接すれば、最高のパートナーになってくれるでしょう。
でも、手入れをサボったり甘やかしすぎたりすると、あっという間に「毛玉ワガママモンスター」に変身する危険も…。
トイプードルは飼い主の腕次第で「世界一かわいい相棒」にも「家庭の暴れん坊将軍」にもなる!
とにかく、圧倒的なかわいさに負けずに心を強く持つことが重要です!
色々とトイプードルの飼い方を解説してきましたが、結局「かわいいは正義!!」
毎日の暮らしに笑いと癒しを運んでくれる存在だからこそ、しっかりケアして長く幸せに暮らしましょう。